ロゴデザイン By大畑忠良
目指せ仁科展!本気で気ままなハッポウ初の男女混成部活!

満を持して登場!
今までどの部活動にも参加していなかったメンバーで発足された
TEAM発砲美術部!!

お待たせしました!後編です!

一同、自分達が描いていた場所に散っていく。
気づくと、動物の姿がみえない。どうやら小屋に入れられてしまったようだ。
吉村 「どうですか、出来ました?」
武藤 「うん、だいたい。でもやっぱ、時間が限られてるのってやだね」
吉村「難しいですか?」
武藤 「うん、だって私物凄く急いで描いたもん。ま、それが良かったのかもしれないけど…。でも、あれだよね、絵描く人って、最後まで納得してんのかね」
吉村「う〜ん」
武藤「芝居とかって、納得いかなかったりする事あるじゃない?描き終わってみんな納得してんのかな」
吉村 「えっえっ、うん、なんか急に難しいですね(笑)」
武藤 「なんか急に哲学的なことを考えてしまいました(笑)」
吉村「あの、描いてる時はけっこう無心でやってたりするんですか?」
武藤 「うん。全然考えない。だから楽しかったりするよね」
吉村 「そっかそっか…」
閉館時間がせまっているせいか、あたりはいつのまにか人少なに…。
夕暮れ時の物悲しさに、思わずアンニュイな感じになる二人。
武藤「そろそろみんな出来たかな?」
吉村 「あっ、私様子見てきますね」
オカピを描いていた大畑君のもとにいってみると、すでにオカピの姿は見えず…。
吉村「どうですか大畑君、オカピいなくなって」
ハタ 「いや、どうしようかなーって思って」
吉村「想像ですか(笑)」
ハタ 「いや、ほんとはもっとカラフルにしたかったんだけど」
吉村 「でも時間ない、みたいな」
ハタ「緑に生きてる生き物だから、体に緑があってもいいかなーって」
吉村 「でも、みんな上手いなあ〜、はは想像以上だった(笑)」
ハタ 「ま、そんなオカピもいなくなった訳なんですけど」
吉村 「あはははは」
ハタ 「どうすればいいんでしょうか…」
吉村 「時間もないしね」
そこにみた先生登場。
みた「あっ、よくなった!いいじゃん」
ハタ 「だいぶ工夫しました」
武藤 「ちょっと、ビビルね」
吉村「やった、誉め出しだ(笑)」
武藤 「やっぱ、上手いわ…」
吉村「ちょっと、千亜紀の様子もみてきます」
 千亜紀の元へ行く吉村
吉村 「出来たらむっちゃんが来てくれと」
千亜紀「どう?」
吉村 「いいじゃないですか」
千亜紀 「これでいい?」
吉村 「いやーなんかすごいね。丁寧だね」
千亜紀「なんか、私の性格がでてる絵な気がする」
吉村 「へぇ」
千亜紀 「取りあえず完成です!」
吉村「じゃ、いったん集まりましょう」
千亜紀 「よっし!終わりっ!」
立ちあがった瞬間に色鉛筆をばら撒く千亜紀。
千・吉 「あーあーあーあー!」

千亜紀

「やっちゃった、やっちゃった…」
吉村 「はは、ワタワタしてる(笑)」
三人の作品をみた先生に批評してもらうことに。
武藤「完成しましたあ!お疲れ様でした!」
一同 「お疲れ様でした!」
武藤「どうでしたか?なんか楽しかったですね」
千亜紀「楽しかったです!」
武藤 「天気もよかったですし」
ハタ「楽しかったっすよ」
武藤 「えー、完成したんですけども、えっとまず、千亜紀ちゃんの絵から」
武藤 「これ、千亜紀ちゃんのいいねー!」
ハタ 「いい、いい」
みた「これさっきの続きだよね?」
武藤 「続き続き、これ最終」
みた 「やっぱり、さっき見せてもらったあと、想像どうりの仕上がりですね」
千亜紀「あは、すいません、あまり裏切れなくて」
武藤「いいね、これね」
千亜紀 「やー時間なくていっぱいいっぱいでした」
みた「や、ほんと好感持てる絵だよね。丁寧さがあって」
武藤 「えっとこれは、なんでキリンを選んだんですか?」
千亜紀 「えっ、あの、キリンに似てるって言われたから?」
武藤「あ、さっき話したね」
ハタ 「ほんと、話し聞いてないね(笑)」
武藤 「いやでも、千亜紀の上手いね。さすがこう…」
ハタ 「なんか昔を思い出しますね」
武藤 「じゃ、次回に何を千亜紀ちゃんに期待しますか?」
みた「いや、意外なんだよね、凄い。性格ってでるからさ、絵に。その割には、俺が思ってた千亜紀ちゃんとは違う面を見せられた気がする」
千亜紀 「おいっ!」
武藤「違う面ってどういうことでしょう?」
みた 「いや、とにかく丁寧なことかな」
武藤「いや、でも丁寧だよ千亜紀は。衣裳とかやってる時とか特に」
みた「そうなんだ!?俺が知らないだけか」
千亜紀 「やだやだ、みたさん(笑)」
武藤 「じゃあ、いい点と悪い点を一つづつ挙げてください」
みた 「う〜ん難しいな…」
武藤 「こうしたらもっと良くなるよーみたいなことで」
みた 「あーあのね、一個あえていうなら、あんまりね、絵として仕上げないつもりでやった方がいいよ」
千亜紀「はいっ」
みた 「逆説的なんだけど、すごいまとめようとしてて、そこに、俺の知らなかった 千亜紀の性格が出てるんだと思うんだけど、すごいまとまりよくしようとしてるのが、最初のうちみえて」
千亜紀「はい」
みた 「いや、いい意味でね。周りの木とかもちゃんと描いてて、でもこれを描かなくてもいいから、もっとキリンに時間をさいていいよ」
千亜紀 「はい」
武藤 「はい、ありがとうございました。では次、大畑君」
ハタ 「はい」
武藤 「大畑君ね、急に良くなったんですよ!!」
みた 「すごい、すごいいいよ。この色、ここがいいんだよ!」
武藤 「急に力強くなったよね」
みた 「この赤茶色の部分と緑っぽいとこのコントラストがなんとも」
ハタ 「自然に生きてるってことで。緑と共に生きてるって意味で」
みた「これは好感の持てるタッチだね」
武藤「これは好感持てるよね〜」
ハタ 「もうちょっと時間かけたかったですけど」
武藤「じゃあ、ハタくんにもいい点と、悪い点を」
みた 「やっぱね、逆に限られた時間の中での勢いが出てると思う。千亜紀とは対照的に」
武藤 「あ〜そうね。そんな感じだよね。この絵はハタ君しか描けないもんね」
みた「外で描いたいいとこがでてると思います」
みた 「なんか宿題っぽいね(笑)」
ハタ 「まあ、時間がね…」
武藤「あれだ、どの動物を描くか悩んじゃったしね」
ハタ 「悩みましたね」
武藤「あのね、ダチョウも描いてるんですよ、この人、ホントは」
ハタ 「あっそうだ(笑)」
千亜紀 「描いてた!描いてた!」
武藤 「ここまで描いてたのに『動いた』って言ってやめてんの」
千亜紀 「そりゃ、ダチョウも動くっつーの(笑)」
武藤 「これいいでしょ?ぶっちゃけ、私これがいいと思ってたんだよね」
千亜紀 「私も、ダチョウ上手いと思った!」
みた 「このクロッキーいいよぉ」
千亜紀 「さすが美大受けただけあるね」
ハタ 「まあ、落ちてますけど」
武藤 「うんまあ、ね(笑)。じゃあ、12月までに仕上げてください」
千亜紀 「はい、じゃあ最後は武藤さん!」
ハタ 「おー!さすが部長」
千亜紀「部長、完成度高いですねー!」
ハタ 「これいいっすよ!」
千亜紀「センスいいですよ、部長」
武藤 「でもこれ全然納得してないよ〜」
みた 「納得してないって、どこに?」
武藤「う〜ん、あのね、私ね、なんでこのTEAM発砲美術部をやったかというと、いずれ、やっぱりその、魂にくる絵が描きたいなって思ってて」
千亜紀 「ほー」
武藤 「でもね、これはあんまり魂にきてないんだよね」
みた 「きてないんだ」
武藤 「う〜ん、なんか幼稚園。私から言わせると」
千亜紀 「上手だよぉ」
武藤 「私の技術はここまでなの。だから次回はなんとかしてって感じなんですけど(笑)」
みた 「だから、そう、さっきもふれたかったんだけど、みんなほら、俳優さんじゃないですか。ほら、お客さんに対してさ、技術で見せるよりは…、例えば、ほら昔、ペーペーのかけだしだったころってさ、上手いわけないんだからさ」
武藤 「まあ、まあそうですよね」
みた 「でも、いかに自分がその役になりきろうとしてるかとか、入れ込んでるかっていうのを出せたほうがいいわけじゃない」
武藤 「うーん」
みた 「で、それに技術がプラスされて、いい芝居になるわけでしょう」
武藤 「うん、うん」
みた 「それと同じで絵も、描く技術っていうのは回数重ねるうちにいくられでもできるんんだけど、でもほら、さっきのむっちゃんの入れ込み具合の感じっていうのは、 別に技術とかじゃなくて、そうじゃないとこからでてきてるんだから。だからこれが、すんごく良くみえるんだよね」
武藤 「うん」
みた 「だから確信が弱いからこの鳥が弱く見えるんだよ」
武藤 「だよねー(笑)」
みた 「だからわかりやすいよね、むっちゃんのそういうところ(笑)」
武藤 「ははははははは!」
みた 「武藤陶子としてわかりやすい」
武藤 「そうそう、これめっちゃ上手く描けてしまって、こっちどうしようかなって 思ったんだけど」
みた 「だから、これってある意味、嘘なわけじゃん」
武藤 「うん」
みた 「嘘をこっちと同じくらいなつもりで描けばよかったんだよ」
千亜紀 「嘘をつくなら思い切りつけと」
みた 「そうそう、思い切りつけばいい」
武藤 「ふんふん」
みた 「役と同じ。なりきっちゃえばいいんだよ」
武藤 「迷いはあった。こっち描くとき。それがばれちゃったんだね」
千亜紀 「その迷いがこの曲がり具合にでてる?」
武藤 「そうそう、この太り具合にも」
みた 「でも、このまわりの木を描くんだったら、鳥に時間かければ良かったんじゃない?」
ハタ 「ハハハ、一緒だ」
武藤 「もう終わっちゃってたからね。実は途中でこれみせたじゃない?その時点であと、白色いれるだけだったから」
みた 「そうなんだ」
武藤 「そうそう、諦めが早いんだよ(笑)」
一同 「ははははは」
武藤 「だから、集大成です」
千亜紀 「みんなの根底にある物が見えたところで、そろそろしめましょうか?」
武藤 「はい、というわけで、あっみた先生の絵!」
千亜紀 「そうだ、まだ見てない!」
みた 「俺のはいいよ」
ハタ 「うおー!すげー!!」
千亜紀 「すごい!」
武藤「これはやっぱり、個性もでてるし、ソウルもあるんだよね」
千亜紀 「動いてるし」
武藤 「すごいよ」
千亜紀 「やっぱ、ちゃんと絵の中で生きてるし。そう、こういう深みがだしたいんですよ。 私が書くと静止画像になっちゃう。こんなに絵の中で息してない」
武藤「私も、深みって言うか、勢いみたいなの?ハタみたいな。そんな感じしますね」
ハタ 「立体感がありますよね」
千亜紀

「そうそう、平面じゃないんですよね」

武藤 「そう、ちょっとした膨らみがね」
千亜紀 「みたさん、美術の先生なんだね…(改めてしみじみと思う)」
ハタ「ハハハ」
みた 「じゃあ、いっこだけいい?パレットは、洗わない事」
千亜紀 「洗わない?」
みた 「今日俺ね、一色も出してないの。このパレットに残ってた色を、水で溶いて使ったの」
一同 「なるほど〜」
みた「パレットの中で混ざった色って、いつのまにかこうなった色だから、出そうと思って出る色じゃないの。だからそれを使うとね、結構自然な色になるの」
一同 「へえーへえーへえー!」
武藤「はい、そんな感じで、今日はみた先生、本当にありがとうございました!」
一同「ありがとうございましたー!!」
武藤 「次回もお楽しみに!!」

武藤陶子作
「フラミンゴ」

大畑忠良作
「オカピ」

福田千亜紀作
「キリン」

そろそろ年末ということで、次回はみんなで年賀状作りに挑戦!!
そして、年末のイベントにむけて、何やら部員達に動きが?
何が起こるかわからない、
いきあたりばったりな美術部員達の次回作もお楽しみに!!!